2026-06-13
体の準備は丁寧にやる。でも気持ちの準備は「なんとなく」になっている選手は多い。試合前のメンタルセットアップを意識するだけで、プレーの質は変わる。
まず自分が試合前にどんな状態になりやすいかを把握することが重要だ。大きく分けると2つある。
自分がどちらのタイプかによって、やるべき準備が変わる。緊張しやすい人は落ち着かせる準備が必要で、気持ちが入りにくい人は高めていく準備が必要だ。
試合前に特定の音楽を聴くことで気持ちを高める選手は多い。重要なのは「いつも同じ曲・同じ順番で聴く」こと。これもルーティンの一種で、その曲を聴くと自動的に試合モードに入れるようになっていく。
うまくいった試合、決めたシュート、読んだコースを具体的に映像として思い浮かべる。「自分はできる」という感覚を脳に先に体験させておく。
テーピングを巻く、シューズの紐を締め直す、手をたたくなど、毎回同じ動作を試合直前に行う。その動作が「試合が始まる合図」として機能するようになる。
緊張すると呼吸が浅くなる。意識的にゆっくり深い呼吸をするだけで、心拍数が落ちて体の力が抜ける。4秒吸って、8秒かけて吐く。これを3〜5回繰り返す。
試合前の緊張の多くは「失敗したらどうしよう」「相手が強かったら」という未来への不安から来ている。「今、自分は何をすべきか」だけに意識を向けることで、余分な緊張が抜けていく。
コートに入る直前の1分間が一番重要だ。ここで気持ちが決まる。
チームメイトとの会話をやめて、自分の内側に集中する時間を作る。深呼吸を一回。テーピングを触って確認する。「今日は自分のプレーをする」と心の中で決める。それだけでいい。
気持ちは作れる。準備した選手だけが、ゾーンに入れる。